2008年02月02日

津軽の風によいしれました!

津軽の風によいしれました!

今日はフライデーコンサートの日。

この時期にぴったりな津軽三味線が、ここ浜名湖れんが館で聞けるとあって、館内は年配の方を中心に、用意した席が埋まってしまうほどの満席状態でした。

「風の雅」のお二人と、今回は地元のお弟子さん、そこに小学生と中学生の子供3人が加わりました。3人3様の個性溢れる演奏を子供たちは聞かせてくれましたが、将来楽しみなほど、大人顔負けの演奏で、盛り上がりました。

雅会家元の中野貴康さん、代範の鈴木啓詠さんの息はピッタリで、卓越した演奏と素敵な歌声、楽しくて為になるトークと、今日来た観客の皆さんは、大変満足の様子でした。

中野さんは、家元だけあって、りきみがまるでない、自然体な構えから、よどみなく流れていくように、演奏をされていました。早弾きも指使いも、出てくる音も、「流石!」とうならせるものでした。

鈴木さんも、素晴らしい演奏、特に歌声は、館内に澄み渡るきれいな声で、観客のみなさん、魅了されていました。

「十三の砂山」や仁太坊シリーズは、その背景の説明があっただけに、心の奥まで染み渡る、感動的な演奏でしたし、また、代表的な津軽の民謡では、その指使いの速さと技術におどろかされました。

津軽三味線は、心を奏で、心を謡うので、感動するのだと今日つくづく思いました。
縦の関係がしっかりしているところも、礼儀正しいところも大変好感をもちました。
家元が演奏されている時、となりにいる代範の鈴木さんが、目を閉じて姿勢を正して、家元の演奏を聞き入っている姿が、大変印象に残りました。

帰り際観客の方々が、口々に「今日は、感動しました!」と言って帰っていくのを見るにつけ、鷲津にフライデーコンサートありと、誇らしげに思うと共に、これからもずっと、続けていく事に、大変意義を持つひと時でした。

ありがとうございました。icon01


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